風を読み、デカイ波に乗れ! NEILPRYDE ALIZE
ウィンドサーフィンのように風に乗り、前へ前へと進むエアロロード。最近ではすっかりロードバイクのメインストリームとなっています。
そんな中、「ウィンドサーフィンのように」という表現がこれほどしっくりくるモデルもない!というフレームが入荷してまいりました!
NEILPRYDE ALIZE
¥278,775
※現金払い時、クーポン券¥26,550ぶん発行
「ニールプライド」の名前を聞いてピンと来る方は、ひょっとしたら湘南系の方かもしれません。
世界的にウィンドサーフィンのセイルなどで高いシェアを誇る、ニールプライドまさにそのものです。
ニールプライドの創業者の息子、マイク・プライドは熱狂的なサイクリストで、ニールプライドが持っている技術をサイクリスト(、というか自分)のために開放したら、という考察を実現したのが、「ニールプライド・バイク」なのです。
さらに設計には、BMWデザインワークスが協力。理想的なロードバイクを現実のものにするべく、万全の体制で臨んでいます。
今回ご紹介するモデルは、単独走行での快適性を追求したモデル、「アリゼ」。
そのスタイルはきわめて実戦的なエアロダイナミクスに基づいたもの。
自転車業界に初参入、という事実を忘れてしまうほどの完成度です。
ナイフで切り落としたような角ばったパイプ形状は、空気抵抗を最小限に抑えるための造型。
とはいえ、他者に時折見られる、涙滴形の断面ではありません。こんな形状が空気抵抗の面で有利なのかといえば・・・
実は、涙滴断面よりも優れているのです。
自転車に発生する空気抵抗というものは、真正面から来るものだけではありません。
実走行中にはむしろ、ある程度横から吹き込んでくる風のほうがよほど大多数を占めるのです。
そんな横風の中では、涙滴断面のフレームは設計どおりの性能を発揮できません。
それに対し、涙滴断面からフィンを切り落としたような「カムテール」形状を採用したこのALIZEは、横風の中でも優れた空気抵抗を示します。
限られた条件だけでなく、実戦において出現するあらゆる環境で最高の性能を発揮するのが、ニールプライドのエアロ形状なのです。
ヘッドチューブも、「鼓(つづみ)」のように中央が絞られた独特の形状を採用。
こちらも空気抵抗を下げるための工夫で、絞れられている部分から空気が抜けるようにできています。
単独で走るときには避けようがない風を、しなやかに受け流す造型です。
フォークブレードも空気抵抗を意識したつくりで、ブレード後方に短めのフィンが設けられています。
コラムは当然のように上下異径。下側のリテーナー近くで1-1/2"のサイズを与えられています。
いかなるダウンヒルでも、快適な操作感を実現しています。
他人とコンマ1秒を競い合うバイクでないアリゼですが、BB付近には充分なボリュームが与えられています。
もともと後ろ三角が柔らかめにされているので、ごついからといって硬すぎる、ということは無いように調整されています。
BBの規格はあえてJISを採用。汎用性の高さを買われて選ばれました。
後ろ三角までもエアロダイナミクスに則った形状。
すっきりしたフォルムの中に、タイヤに合わせたシートチューブのカットアウトなどが見受けられます。
ひねりのないストレートな形状なのですが、乗り心地は非常によく、後ろ三角全体でショックを吸収してくれます。
そんな後ろ三角の中でもひときわ個性的な造型が、ブレーキ台座を支えるブリッジ。なんとフィンになっています。
空気抵抗においてはわずかな差しか出なさそうな部分ですが、このフレームのチャームポイントなのは間違いありません。
シートポストも当然のようにエアロ形状で、極薄のもの。
この部分はすぐ脇に太ももがあるため、薄さが要求される部分です。
インテグラルシートポストではないので、サドルの変更や微妙な季節ごとのサドル高の変化が起きても、簡単に調整ができます。
シートクランプは、かなり独特の形状。シリコン系の素材が、フレームとシートポストの間に2段積みにされています。
この正体は・・・
黒いブロックは、シートクランプを包み、凹凸をなくして空気抵抗を抑えるためのカバー。
このカバーをかぶせたままでも、高さの調整は可能です。
灰色のブロックは、高さを記録しておくための目印。輪行などでシートポストを引き抜いても、これを頼りに挿しなおせば元通りのセッティングに戻せます。
スペックだけでなく、扱いやすさにおいても配慮の行き届いた設計になっています。
高速域にてそのパフォーマンスを最大限に発揮する、ソロライドの強力なサポーター、アリゼ。
今回入荷したのは、マットブラックのSサイズ。トップチューブ長は530mmで、おおよそ173cm前後の方に最適でしょうか。
当店のスタッフがそろって魅力を感じるニールプライド。ビッグウェーブに乗り遅れちゃダメですよ!?
Author:T.Ishizawa
2012/1/16