バンブーの放浪が、ついに一旦の終わりを告げた
パーツ選びやら組付けにさまざまな苦困を強いられた、Calfee BAMBOO。だがついに、その苦困にも終わりを告げる日がやってきた。
そう、ついに完成したのである。
今までに無い素材で組まれたフレームにどんな部品を組み合わせるのか、各所に採用された変態規格をどんな方法で解決するのか、今までではなかなか苦労せずに済んできた部分が、今回は目白押しであった。
さて、前置きはこのくらいにさせていただいて、組み上がった「わたくしの一台」をご覧頂こう。
Calfee BAMBOO 新宿カスタム 副店長的「侘び寂び」完成車
ついに完成してしまったマイバイク。ただ写真を撮るだけでは我慢がならなかった。
わざわざ竹林を探し出して写真を撮りにいってしまった次第である。
テーマは、上にも書いた通り「侘び寂び」。
・・・自転車のテーマじゃないと思われるであろうが、このバイクの佇まいはまさに侘び寂びである。
妙
メインコンポはcampagnolo CHORUSを投入。カンパのコンポ部分はすべてコーラスを選択した。
・・・が、Rメカのワイヤー固定ボルトに輝いているのはチタンボルト。すぐに換えられる部分には積極的にチタンを採用した。だったらレコード買えばよかったじゃんというツッコミはご遠慮ください。
プーリーもすぐに換えられる部分なので、チタン製に交換・・・ってオイ、チタンである必要はあるのか!?
TISOのフルセラミックプーリーを奢ったので、卓越した回転性能を発揮。手でプーリーを弾くと、未来永劫(という表現がしっくり来る)に回転し続けてくれる。
前々回のブログでお話しした通り、これを使いたいが故にカンパを選択した、MAVICのSSCブレーキアーチ。板バネとオイルレスブッシュの効果でずば抜けた引きの軽さを実現している。
このブレーキと、クランク(ロトール)・BB(セラミックスピード)には、非純正コンポを採用している。
(自転車もブレーキ本体も)決して軽くない重量を補うため、ブレーキシューのホルダーにはKCNCを採用。EASTON EC90SLXを使っているため、カーボンリム対応のSWISSSTOP YELLOW KINGを使っている。が、カーボンリム用のパッドにはせっかくコルク製のものがあるので、近々そちらに変更するかも。
そのEC90SLXに装着しているタイヤは、FMBのSOIE。その名の通り、絹(SOIEはフランス語で絹の意味)のケーシングを採用したタイヤである。
せっかくフレーム素材が竹と麻なので、天然素材を使いたかったが故のチョイス。
ちなみにこの自転車、ショック吸収性が猛烈によいが、竹のおかげなのか絹のおかげなのか(あるいは両方なのか)さっぱりわからない。
ブレーキのタッチを向上させる最後のダメ押しが、ケーブル。
ぶっちゃけた話、どれだけいいブレーキとブレーキレバーを使っても、ケーブルの処理がきちんとしていないと、ブレーキの性能とタッチは正しく発揮されない。
タッチを極限まで軽くするためのチョイスが、NOKONのアウターケーブル+POWER CORDZのインナーケーブル。わたくし石澤が推す、「パワーノコーズ」(苦しい)である。
苦労の甲斐あって、制動力とタッチはかなりのもの。おなじコーラスのエルゴパワーを使用しているスタッフは、自分のバイクとの余りのタッチの差にものすごく悔しがっていた。へへ〜ん
ブレーキアウターがマーブル模様になっているのは、複数のカラーのNOKONのピースを混ぜて組む、通称「毒蛇ノコン」。2台前に乗っていた、KUOTA KEBEL以来の復活である。
余談だが、今回のパーツチョイスでは、ブレーキレバー(カンパ・伊)、アウター(ノコン・独)、インナー(パワーコーズ・米)、ブレーキ(マヴィック・仏)、ホルダー(KCNC・台湾)、パッド(スイスストップ・瑞)がすべて(国まで)バラバラのメーカーで構成されるはめに。こいつはいったいどこ製の自転車なんだ。
そうか!地球製か!MADE IN EARTH(地球で造ってます)。そして竹だけにMADE BY EARTH(地球が造ってます)。
奥に見えるヘッドパーツは、カンパのレコード。これに決めた理由は、理由は・・・
予算が尽きたんだよおぉぉ
自転車本体はともかく、ヘルメット(割れた)やら度付きアイウェア(度数あわない)やら、予想外の出費がかさんだ結果、このチョイスとなったわけである。いつか交換したいパーツの一つ。
ハンドルバーは、LOOKから外した、3T MOREを採用・・・するはずが、なんと新型のエルゴパワーとは組み合わせられない事が発覚!既存のステム(RACE X LITE)と合わせるために、ボントレガーをチョイスした。こういう所でお金が次々に掛かっていくから恐ろしい。
バーテープには革をチョイス。何も考えずに勢いで「緑」を選択したが、竹の幹と葉みたいな組み合わせで、なかなかどうして似合っているものである。
エンドプラグにも天然素材が!
BROOKSのバーテープに付属のエンドプラグは、木とコルクのシャレオツなもの。
巻き終わりに使う隠しテープもコットンのものがついてくるので、この辺は天然素材のオンパレードである。ハンドルバーはカーボンだけど。
本来つけるつもりだったサドルをジャイアンが返してくれない(誰の事かは伏せる)ので、新たに組み合わせたのが、サンマルコの「REGAL e」。
古いんだか新しいんだかよくわからないこのモデルは、人類が手にしてきた材料としては古いが、自転車の材料としては新しい竹とよくフィットしているとおもう。色が焦げ茶だったら完璧であったが。
その足下、変態ピラー径の27.0にぴたりと合う「でんせつのつるぎ」、わたくしがついに見つけたのは、「SP-7410」であった。なんとなく感じていた「セットバックしてないとマズい!」という予感は見事に的中し、装着中のサドルとの組み合わせでは、ぎりぎり下げきってセッティングが出た。
このバイクのテーマ、何度も言うように「侘び寂び」なのだが、日本製(しかもこのバイク中唯一)のクセして、侘び寂びから一番遠く離れた部品がこのシートポストなのは気のせいだろうか?
ついに完成の日を見た、前代未聞の竹バイク。
まだまだ走り込んではいないのでインプレッションは後日とさせていただきたいが、とにかくへんてこなものが出来上がってしまった。
通勤でほぼ毎日乗る予定なので、興味がある方はぜひ当店にてご質問いただきたい。
まだまだ走り込んではいないのでインプレッションは後日とさせていただきたいが、とにかくへんてこなものが出来上がってしまった。
通勤でほぼ毎日乗る予定なので、興味がある方はぜひ当店にてご質問いただきたい。