ペリゾッティが好きなわけ
前回、スピードプレーの新色のご紹介のとき、「ペリゾッティが好き」と書きました。
とはいえ、実は生のとか、動く映像でペリゾッティ(ペッリツォッティと書くのが一番正確だそうですが、書きやすいので以下ペリゾッティとします)を見たことはないんです。
じゃあ何でペリゾッティなの?
と訊かれたときに、わたくしはこの冊子をお見せしています。
THE FI`ZI:K ENTHUSIAST RIDERS MAGAZINE
非売品
だいたい2003年くらいでしょうか、フィジークが東京サイクルショーの会場で配布していた、カタログの拡大版のようなものです。
とはいえ、現在でもフィジークのカタログは分厚い豪華なものなので、その先駆けといえるものかもしれません。
表紙で分かるとおり、単なるサドルの紹介だけでなく、そのサドルを供給するチーム、使っている選手を機軸に据えて編集された冊子で、製品に興味がない方でも、写真集として楽しめるものになっています。
しばらくお店に置いておく予定ですので、ご覧になりたい方はスタッフまでお申し付け下さい。
そんな中で、僕が一番いいと思ったカットがこれです。
これですよ。
アレッシオ(しかもアレッシオ・ビアンキじゃなくてまだデローザに乗ってる頃の)で活躍(していたであろう)ペリゾッティのカット。
実にうれしそうじゃないですか。音で言うと「ヒーィヤハーー!」みたいな感じでございます。日本じゃなかなか見られないオーバーアクション。
クラスに一人いたら絶対騒がしいタイプですよ。「こんなヤツ二人はいらねー」とか言われそうな見た目してますよ。
・・・あ、ほめてますよ!?
ともかく、このテンション無駄に高そうながらもどこか人懐っこさを感じさせるこのガッツポーズで、わたくしはペリゾッティが気になるようになったわけであります。
余談ですが、ここでペリゾッティが使っているのは「Pave(パヴェ)」のように見えますが、商品紹介は、当時(本国で)販売されていた「Poggio(ポッジオ) ALESSIOカラー」になっています。
このポッジオ、わたくしが初めて買ったフィジークのサドルなのですが、当時はフィジークのサドルを買うといっただけで変態扱いされたものです。

色がこんなだったってのもありますが。
その後フィジークはご存知の通り、近年まれに見るベストセラー「アリオネ」を発表し、3大ブランドの一角とまで言われるシェアを獲得しました。
そしてまたご存知の通り、ペリゾッティもまたツールドフランスにおいて山岳賞を獲得し、登りに強いオールラウンダーとして大成を果たしています。
フィジークが変態の使う怪しげなサドルでなくなったように、ペリゾッティもゴールシーンでヒーィヤハーーとかしてるだけの(いえ、ヒーィヤハーーは大切ですが)選手でなくなって実に良かったと思います。